yuicloth は、現在準備中です。

2018/10/28 17:32

今は毎日のように風呂敷を使っていましたが、

つい半年前まで使うはおろか持ってすらありませんでした。

きっかけはドイツから来た友人

彼がちょっと出かける時や買い物に行く時は
風呂敷をバッグに
山登り(といっても600mの低い山ですが)に行く時は
リュックにして
その時々の必要なものを入れて運んでいました。

店で風呂敷を出し
パパッと結ぶさまは
なんだかカッコ良かったです。

外国人が風呂敷を使いこなす

お店の人も
周りのお客さんも
まるで海外の文化を見るかのように
物珍しげに見ていたのがとても印象的でした。

私自身、風呂敷といえば包むもの
お歳暮やスイカ、瓶を運ぶ時に使うというイメージでしかなく
普段からこうやって使えるとは恥ずかしながら知りませんでした。

また風呂敷の基本の結び方である
「真結び」

これは
「一度結ぶと解きにくいが、ある方法で解くと手品のように一瞬で解ける」
という日本古来からの結び方です。

これを目の前で見せるとみんなビックリします。
今までかなりの人たちにお見せしてきましたが
これを私含め、私の周りの日本人で知っている人はほとんどいませんでした。

こんなに便利で素敵な文化なのに
日本人である私たちが忘れかけているのはとても残念だと思い、
なんとかして普段から使える風呂敷があったらいいのにと思うようになりました。

今の風呂敷事情をのぞいてみたら
最近ブームで
すごくおしゃれな柄や
ハンドルをつけたりしてアレンジを楽しむといったこともできると知りました。

それぞれのお店の提案はとても素敵で
こうやって今の時代にあった風呂敷があるんだと嬉しくなりましたが
考えてみると実際にそれを持ち歩いている人を見かけたことはほとんどありません。

なぜ、風呂敷を使っている人を見かけないのか

色々考えられる理由はありましたが
大きな理由は2つあると考えました。

●柄がモダンで素敵なデザインがたくさんあるけれど、
どこか「和」が残っていて普段の服装とは合わせづらいこと

●こんなにモノが溢れている時代、結んでから使うというのは
手間であり、使いづらいこと

ならば、風呂敷らしくない布で
結ばなくてもいいよう結んで提供したらどうか

こうしてオリジナル風呂敷の模索が始まりました。