つくづく思い知らされたのは

風呂敷に込められた先人たちの

「ものを大切にする思い」と「知恵」

昔からの風呂敷は

「一切無駄なく最大限に生かされた布」

そしてその布を使って

「これは包めないでしょ」ってくらい大きなものでも

包み切ってしまえる包み方

現代の生活ではほとんどしなくなった

「結ぶ」という行為

その結び方も

必要なときは解けず

必要なくなったらすっと解ける

自分で作って

使ってみればみるほど

本当に本当にその偉大さを肌で強く感じました

それをアレンジしてもいいものだろうかと

躊躇することは正直何度もありました

「せっかく無駄なく使っていた布を切ったりする時点で

布が無駄になってしまう」

「四角の形であれば

もっといろんな使い方ができるのでは」

「風呂敷を伝えたいのに

本来の風呂敷ではないのは矛盾していないか」

色々悩みましたが、

「もしこのアレンジ風呂敷をきっかけに

風呂敷自体に興味をもってもらえるきっかけになるかも」

「バッグとしてのみ使うのであればカットしてある方が使いやすいのでは」

そう思いはじめ

試行錯誤を続けました

今、パリで日仏文化交流イベントの一環として

風呂敷包み型の巨大パビリオンが設置されたそうです。

世界も注目し始めている風呂敷

日本でももっともっと使われて行ったらいいなと思います